読書会

2018年

2018年6月号掲載

≪神戸慶応倶楽部読書会 第55回≫

 第55回目の学問のすすめ読書会は、平成30年5月8日(火)16時から阪本豊起評議員の事務所で行われ、参加者は、青戸、浅沼、古淵、善塔、藤井、六拝、清水、福野、宍戸、堀田に阪本の11名でした。

 ちょうど本日の日本経済新聞の時論に「AIは人を幸せにするか」というクラウス・シュワブ(世界経済フォーラム会長)の記事が掲載されていましたが、本日は、『第四次産業革命 ダボス会議が予測する未来の第3章「経済、ビジネス、国家と世界、社会、個人への影響」のうち、経済への影響の一部(47Pから62P)を輪読し、成長、高齢化、生産性、雇用、労働代替のキーワードに沿って、指摘されている事柄について意見を述べ合いました。

 また、技術のメガトレンドの一つとして3Dプリンタで人間の細胞や臓器も造れるようになる(31P)ということが理解できませんでしたので、小林に新聞社のデーターボックスにある情報の提供をお願いしておりましたが、同君から二つの記事が寄せられました。まず、3Dプリンタで何が作れるの?という2013年8月29日の朝日新聞の朝刊記事「バンパーや人工骨などの立体物。樹脂を塗り重ねていく」のイメージで、樹脂を塗り固めていくのにどうして人間の細胞や臓器が作れるのかという疑問を抱いていたわけです。しかし、2017年5月28日の朝刊には「プリンタで人工組織」「生きた細胞積み上げ立体に」という記事が取り上げられていました。わずか4年の経過でこのようにイメージが変わってしまうのに驚かされました。この本に取り組むことは、堀切先輩の遺言ですが、難しい、読みにくいと文句を言いつつ読み続けていますが、今回からは面白いと言う感想が出てき始めました。

 次回は「第四次産業革命」第3章「経済、ビジネス、国家と世界、社会、個人への影響」の途中「ジェンダー・ギャップと第四次産業革命(63Pから72P)まで読んできてください。『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 ユヴァル・ノア・ハラリ著』のほうは今回も全く手が付けられませんでしたので、次回は「口を利く死者の霊」(75P)から輪読します。

 18時からは、ビールとワインで居酒屋を開店しました。古淵からラテン語のローマ皇帝列伝に取り組み始めたという報告がなされました。

 次回の読書会は、7月19日(木)16:00から、阪本評議員の事務所(建隆ビルⅡ3階)で行います。前記『第四次産業革命』と『サピエンス全史上』をお持ちください。前回の出席者以外の方は阪本まで事前にご連絡頂ければ幸いです。

2018年4月号掲載

≪神戸慶応倶楽部読書会 第54回≫

 第54回目の学問のすすめ読書会は、2月20日(火)16時から阪本豊起評議員の事務所で行われ、参加者は、青戸、浅沼、古淵、善塔、藤井、六拝、古武、得田、清水、福野、阪本の11名でした。今回は残念ながら昨年12月16日に亡くなられた堀切民喜先輩の追悼の会になってしまいました。

 堀切先輩は昭和29年経済学部を卒業され、当時の住友信託銀行に入られ副会長で退任され、本州四国連絡公団の最後の総裁、民営後の本州四国連高速道路の初代社長を歴任されました。また関西経済同友会の活動にもご尽力され、代表幹事も務められました。日本経済新聞の平成29年12月28日号には「堀切民喜氏死去 関西同友会の隆盛支える」という表題の評伝が掲載され、1991年に関西財界訪中団のメンバーとして周恩来との会談を果たし、翌年の日中国交回復に先鞭をつけた功績が称えられています。

 この読書会は平成20年6月に堀切先輩が神戸慶応倶楽部で読書会をやりませんかとの呼び掛けされたことからスタートしました。そのときに提案されたのが、「学問のすすめ 岩波文庫」と「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか 水野和夫著」の2冊でした。

 以来9年の間に、福沢先生の「学問のすすめ」と「文明の概略」の2冊を原文で何度も繰り返し輪読してきました。また激動する時代を背景に経済を論じて頂くことができました。堀切先輩とのこのような濃厚なお付き合いが9年間もできたことは本当に幸福で有難いことでした。

 昨年3月24日の49回の読書会で堀切先輩は、「次会の50回で福沢先生の著作を輪読する読書会は一旦終了し、その後は、このメンバーでこれから激変することが予測される世界を読み解いていきませんか」と提案されました。

 この49回を最後に堀切先輩の読書会出席は叶いませんでしたが、しばしば電話を頂き、51回以降の運営方針についても熱心な提案を伺うことができました。

 そこで、読書会では、51回以降は「第四次産業革命 ダボス会議が予測する未来」と「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福上下」に取り組んでいるのですが、残念ながら、これが堀切先輩の遺言になってしまいました。

 本日は、『第四次産業革命 ダボス会議が予測する未来の第2章「革命と推進力とメガトレンド」の最後(43P)に掲げている「2025年までに起きると予想される21のティッピング・ポイント」について、全員で意見を述べ合いました。これで予定時間が終わってしましました。従って『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 ユヴァル・ノア・ハラリ著』のほうは全く手が付けられませんでしたので、次回は「口を利く死者の霊」(75P)から輪読します

 「第四次産業革命」は次回までに第3章「経済、ビジネス、国家と世界、社会、個人への影響」(47Pから62P)まで読んできてください。

 18時からは、ビールとワインを堀切先輩に献杯しました。古淵からラテン語のカエサルのガリア戦記の全巻の読了が報告され、皆でその偉業を称えました。

 尚、「革靴製造ロボ活用 熟練工高齢化に対応 神戸のカワノ」(日本経済新聞1月16日号)で神戸慶応倶楽部の河野会員の取り組みが紹介されております。第四次産業革命の一端の動きが身近に感じられます。また池田から、同君が主催者の大阪弁川柳コンテストの作品集、船場のおひなまつりのパンフレットが届けられました。

 次回の第55回目の読書会は、5月8日(火)16:00から、阪本評議員の事務所(建隆ビルⅡ3階)で行います。前記『第四次産業革命』と『サピエンス全史上』をお持ちください。

 会場は神戸慶應倶楽部のある神港ビル(旧居留地8番)の西隣(東京海上)の更に西隣(6番)の全面ガラスの建隆ビルⅡの3階です。商船三井ビルの東隣です。前回の出席者以外の方は阪本まで事前にご連絡頂ければ幸いです。

2018年1月号掲載

≪神戸慶應倶楽部読書会第53回≫

 第53回目の学問のすすめ読書会は、平成29年12月12日(火)16時から阪本豊起評議員の事務所で行われました。参加者は、浅沼、古淵、善塔、藤井、六拝、古武、清水、阪本に新しく小林誠が加わり9名でした。

 最初の1時間で『第四次産業革命 ダボス会議が予測する未来 クラウス・シュワブ著 日本経済新聞出版社を輪読し、感想を述べ合いました。

 次の1時間は、『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 ユヴァル・ノア・ハラリ著 柴田裕訳 河出書房新社』を輪読。第1部認知革命 第3章「狩猟採集民の豊かな暮らし」原初の豊かな社会を読了しました。

 狩猟採集民もなかなか豊かな暮らしをしていたこと、古代の狩猟採集民が個人のレベルでは知識と技能の点で歴史上最も優れており、平均的なサピエンスの脳の大きさは狩猟採集民時代以降、縮小しているようですが、第四次産業革命以降はますますその縮小が進むと危惧しました。次回は、口を利く死者の霊(75P)から輪読します。

 ところで、次回から『第四次産業革命 ダボス会議が予測する未来』は音読をやめ、事前に第2章「革命の推進力とメガトレンド」を読んできて頂き、そのうえで、43Pの表1に提示されている2025年までに起きると予想されるティッピング・ポイントの実現性をみんなで意見交換することになりました。

 18時からは、これまでどおり居酒屋を開店して、ラテン語でのカエサルのガリア戦記読了が間近な古淵と新聞社で活躍している若い小林の話を肴に盛り上がりました。

 次回の読書会は、平成30年2月20日(火)16:00から、阪本評議員の事務所(建隆ビルⅡ3階)で行います。前記『第四次産業革命』と『サピエンス全史上』をお持ちください。前回の出席者以外の方は阪本まで事前にご連絡頂ければ幸いです。

世話役  阪本豊起