第28回目の学問のすすめ読書会が9月10日(火)に阪本豊起副会長の事務所で行われました。参加者は、堀切、浅沼、福野、阪本、古淵、藤井、野田、池田、六拝、善塔、宍戸の11名でした。
長かった猛暑もひと段落し、読書の秋の到来も真近になりましたが、今回も前回に続いて福沢先生の「文明の概略」(明治8年)を11人が適当な長さで区切りながらひたすら輪読し2順して文明の概略巻之1を読み終えました。
第2章「西洋の文明を目的とする事」の途中から第3章「文明の本旨を論ず」までです。
2次会では、東京に招致が決まったばかりの2020年のオリンピックなどの話題を肴にビール缶12本と、赤ワイン2本を費消しました。
第29回目の学問のすすめ読書会は特別例会として10月9日(火)に岡山県矢掛町の石亭松の茶屋で行われました。参加者は、読書会の堀切、浅沼、藤井、古淵、善塔、六拝、鈴木、福野、阪本、池田、野田、上原の12名に、青戸、駒村、森、広瀬、徳丸夫妻と、森、浅沼、藤井、善塔、阪本の各ご夫人が加わって総勢23名でした。
石亭松の茶屋は、昔の大庄屋の建物をそのまま利用している料亭ですが、神戸慶応倶楽部顧問(婦人三田会元会長)の青戸統子先輩の実家です。高札場と庄屋が対で残っているのは全国でも3件位しか残っていないそうで、バーナードリーチ、浜田庄司、柳宋悦なども訪れたとのこと。青戸さんの案内で、広いお屋敷隈なく見学することができました。お屋敷内には大きな滝に水車小屋もあり12時間水車でついたご飯が出ます。宴席では、当時の慶応の女子学生についても話題が広がりました。この当時の慶応義塾にいかに全国の各地から人材が集まっていたかを実感しました。矢掛は徳川時代の参勤交代の際の宿場町として栄えたところですが、これも全国でも唯一保存されている本陣跡石井家の見学で歴史を実感し、そして隣の井原市では近代彫刻界の巨匠といわれる平櫛田中の彫刻に圧倒されました。今回は特別例会として、書を離れて目と耳と膚と舌で日本の近代の歴史を学びました。
次回30回目の読書会は、平成25年11月26日(火)18:30から、阪本副会長の事務所(建隆ビルII3階)で、「文明の概略」の巻乃2第4章「一国民の知徳を論ず」から始めます。「文明の概略」(岩波文庫)を持って気軽においでください。「文明の概略」はやや難しいのですが、声を出して輪読するのは爽快ですよ。飲み会の割り勘代3000円もお忘れなきよう。会場は神戸慶應倶楽部のある神港ビル(旧居留地8番)の西隣(東京海上)の更に西隣(6番)の全面ガラスの建隆ビルIIの3階です。商船三井ビルの東隣です。18:30以降は正面玄関が閉まるので地下通用口からお入りください。但し、お酒とさかなの準備がありますので、前回の出席者以外の方は阪本まで事前にご連絡頂ければ幸いです。
読書会世話役 阪本豊起
第27回学問のすすめ読書会が7月12日(金)に阪本豊起副会長の事務所で行われました。参加は、堀切、浅沼、福野、阪本、古淵、藤井、野田、池田、鈴木、六拝、善塔、宍戸の12名でした。
今回からは、福沢先生の「文明の概略」(明治8年)に取りかかりました。「学問のすすめ」は一度お休みです。文明の概略は緒言に始まり、第1章から第10章までで構成されています。学問のすすめとは異なってひとつの章が長く全体で纏まった一つの主張がなされておりますので、とにかく読み進めるしかないようです。1時間余りひたすら輪読して42ページ(岩波版)まで到達しました。第1章「議論の本位を定る事」に続く第2章「西洋の文明を目的とする事」の途中までです。一人ではとてもできない成果です。
その達成感からか2次会のアルコールの消費量も上がり、ビール缶12本と、赤ワイン5本でした。ワインの1本は福野君からのパリ土産でした。
池田君からは家業の池田商店の創業125年の記念事業である伝統文化の上方舞教室開催の案内がありました。1911年の商法一部改正により、法律の定める一定の要件を備えるものはすべて会社を設立できるという厳格準則主義が成立したのを受けて株式会社に移行したようで日本の株式会社の黎明期に発足した創立100周年の会社だそうです。記念事業は大阪の文化活動に取り組んでいる池田君らしい企画です。
28回目の読書会は岡山県矢掛町の石亭松の茶屋(青戸統子先輩のご実家)での特別例会だとご案内しておりましたが、その間にも通常の読書会を開くことになりました。矢掛での特別例会は第29回目になります。
次回の読書会は、平成25年9月10日(火)18:30から、阪本副会長の事務所(建隆ビルII3階)で、「文明の概略」の巻之1第2章の続きから始めます。「文明の概略」(岩波文庫)を持って気軽においでください。飲み会の割り勘代3000円もお忘れなきよう。会場は、全面ガラスの建隆ビルIIの3階です。商船三井ビルの東隣です。18:30以降は正面玄関が閉まるので地下通用口からお入りください。但し、お酒とさかなの準備がありますので、前回の出席者以外の方は阪本まで事前にご連絡頂ければ幸いです。
読書会世話役 阪本豊起
第26回目の学問のすすめ読書会が5月22日(水)に阪本豊起副会長の事務所で行われました。参加者は、堀切、浅沼、福野、阪本、古淵、藤井、野田、池田、鈴木、六拝、上原の11名でした。
今回の読書会での最大の成果は、本年10月9日(水)に岡山県矢掛町の石亭松の茶屋で読書会の特別例会を開催することが決まったことです。
石亭松の茶屋は神戸慶應倶楽部の会員で関西婦人三田会の会長も歴任された青戸統子先輩のご実家の旧宅です。築180年の迫力のある大庄屋のお屋敷が豆腐懐石の料亭に使用されています。加えて矢掛は山陽道18番目の宿場町として西国の大名の江戸までの参勤交代の際に大名が泊まる本陣が置かれていたところですので、現在まで本陣跡として保存されている石井家を訪れて、暫し江戸時代にタイムスリップするのも楽しみです。
28回目の読書会として実施しますので、参加ご希望の方は阪本までご連絡ください。
また、アベノミクスの象徴である黒田日銀総裁の就任から2ヵ月が経過して株価も高騰しているなかで、日本の置かれた状況について活発な議論がなされました。堀切先輩からは3編のアベノミクスに絡んだ論文が紹介されました。
やはり社会科学の分野で国民を巻き込んだ壮大な実験が始められているとしか判断できないようです。この二つの話題に夢中になっていましたので、残念ながら予定していた福沢先生の「文明の概略」に取りかかるという予定は流れてしまいました。二部でのお酒の消費量は日本酒1本、ワイン4本、アサヒビール缶7本でした。
次回の読書会は、平成25年7月12日(金)18:30から、阪本副会長の事務所(建隆ビルII3階)で、「文明の概略」の巻乃1第1章から始めます。「文明の概略」(岩波文庫)を持って気軽においでください。飲み会代3000円もお忘れなきよう。18:30以降は正面玄関が閉まるので地下通用口からお入りください。但し、お酒とさかなの準備がありますので、前回の出席者以外の方は阪本まで事前にご連絡頂ければ幸いです。
読書会世話役 阪本豊起
第25回目の学問のすすめ読書会が3月19日(火)に阪本豊起副会長の事務所で行われました。参加者は、堀切、浅沼、福野、阪本、古淵、宍戸、藤井、野田、鈴木、六拝、善搭、それに初参加の上原の12名でした。
この日の「学問のすすめ」は第16編「手近く独立を守る事」「心事と働と相当すべきの論」及び最終編である第17編「人望論」を輪読しました。また、アベノミクスの象徴である黒田日銀総裁の就任が2日後に予定されていることから、堀切先輩から、「アメリカは日本経済の復活を知っている」(浜田宏一イエール大学名誉教授著、講談社)の講評を伺いました。社会科学の分野で国民を巻き込んだ壮大な実験が始められたようです。
次回の読書会は、平成25年5月22日(水)18:30から、阪本副会長の事務所(建隆ビルII3階)で、「学問のすすめ」初編から始めます。また、福沢先生の他の著書「文明の概略」の巻乃1第1章にも取組みます。「学問のすすめ」(岩波文庫)、「文明の概略」(岩波文庫)を持って気軽においでください。飲み会代3000円もお忘れなきよう。会場は神港ビル(旧居留地8番)の西隣(東京海上)の更に西隣(6番)の全面ガラスの建隆ビルⅡの3階です。商船三井ビルの東隣です。18:30以降は正面玄関が閉まるので地下通用口からお入りください。但し、お酒とさかなの準備がありますので、前回の出席者以外の方は阪本まで事前にご連絡頂ければ幸いです。
読書会世話役 阪本豊起