実行委員長 松尾茂樹
11月10日(日)は、すっかり秋めいてきた好天の大安吉日で、延期された天皇陛下の即位の礼の祝賀パレードの日と重なるという、おめでたい日に関西合同三田会in神戸が神戸ポートピアホテルにて開催されました。幹事団で1年以上かけて準備し、PR活動も行って参りました。お蔭様で、過去最高の730名を越える方々にお集まり頂くこととなりました。
式典では、塾長の基調講演では、なんと3年連続で六大学野球優勝の報告となりました。その後、體育會蹴球部のレジェンドである松永敏宏様、玉塚元一様、若林俊康様、福澤克雄様、廣瀬俊明様にお越し頂き、大森常任理事様と子守康範様と井田香菜子様の進行でパネルディスカッションが行われました。小泉信三先生の「練習は不可能を可能にする」という言葉が焼き付いている。との話もありました。学生時代には、ラグビーの部活が100で勉強が0であったこととか、逃げ出したくてタクシーにぶつかろうとしたこと等の当時のエピソードをお話し頂き、様々な苦労はあっても、あの当時に比べれば乗り越えられるとの思いと、何よりも仲間がいたことが糧となってここまでやってこられたとのことでした。
引き続いての懇親会では、キッズ・オーケストラの演奏からのスタート!全員で「丘の上」の斉唱もありました。神戸慶應倶楽部の会員の故瀬戸様によるビール・ウーロン茶、谷口様による黒毛和牛、大澤様による日本酒、中内様によるシャンパン、山本様によるチョコレート・スイーツ及び他のスイーツ各社への協力要請、福井慶應倶楽部の辻川様によるワインと多くのご協賛を頂いて、美味しい食事を思う存分楽しんで頂けたのではないかと思います。
蹴球部の福澤様と廣瀬様には、懇親会でもいろいろなエピソードを披露して頂きました。
また、小川理子様が大阪関西万博の誘致活動の最終プレゼンターの再現をして頂きました。
そして、再度、関西フィルの首席指揮者の藤岡幸夫様の指揮によるキッズ・オーケストラの演奏に、元女子高の則松亜海様の素晴らしい歌声で皆さんを魅了してくれました。
最後には、久木野良樹様のMCで美熟女?のチアリーダーをバックに応援指導部によるエールが華やかに、元気よく行われました。これらの盛りだくさんのイベントを子守様の名司会で時間通りに進行してくれました。
多くの方々から、良かった!楽しかった!美味しかった!との賞賛の言葉をお聞きしております。私自身、実行委員長として、何とか前回の2011年の伝説を汚さぬ様、さらに神戸らしいお洒落で品位あり、盛大なイベントを目指して参りました。見えない所で、いろいろと至らぬ点もあったかと思いますが、無事、高評価で終えることができ、肩の荷が下りたと共に、達成感で一杯であります。
お越し頂いた来賓やゲストの方々、参加下さった方々、そして、一緒に何回も打ち合わせして準備に協力してくれたスタッフの皆様に本当に感謝致します。
皆様、本当にありがとうございました!!
副実行委員長 橋本敦子
2019年11月10日15時30分、ほぼ予定の時間通りに2019関西合同三田会in神戸を無事終えました。2018年6月の実行員会キックオフから約1年半、少しずつ積み上げ、走り続け、結果、参加者全員にご体感いただいた通り、最高にゴージャスな合同三田会となりました。とにかく、8年前の合同三田会神戸大会があまりに素晴らしかったので、実行委員会のプレッシャーはそのハードルをどう超えるか、その想いだけだったように思います。
ドラマ「ノーサイドゲーム」のヒット、ラグビー日本代表チームの期待以上の活躍ぶり、日本人のほとんどがにわかラグビーファンとなって狂気したラグビーワールドカップ。そのフォローウインドも我々実行委員の背中を押してくれました。そして、委員長以下、各チームの働きぶりも賞賛に値します。たくさんの来賓のアテンドと式典の取り仕切りは今泉式典委員長が中心となって、ステージ上の多数のパフォーマンスと合間の懇談や食事のバランスは天竹委員長が、彼らの創意工夫と綿密な計画性、実行力なしにこの完成度は実現不可能でした。膨らむ予算を随時アップデートしてクオリティとコストを常に両睨みさせてくれたのは、郷田委員長でした。そしてコンセプトをデザインに昇華させ、全ての広報物を一手に担ってくれた鳥巣委員長。当日は、彼が作ってくれたピンバッジ“BE KOBE BE KEIO”を胸に、全員で神戸らしく、慶應らしくおもてなしさせていただきました。
「730名参加という規模、これだけ盛り沢山で上質なエンターテイメント、神戸の誇りをかけたお食事とスイーツ、凄い充実度でした」多くの方々からいただいた我々の狙い通りの、いえ、期待をはるかに超えたお礼の言葉と賞賛が最後にこの1年半をねぎらってくれました。
「伝説ふたたび」最初のチラシに記されたキャッチコピーがそのまま言霊となって、2019関西合同三田会in神戸を無事成功裡に導いてくれたのかもしれません。
実行委員長以下、誰ひとり欠けてもできなかった我々の関西合同三田会、テーマに掲げたラグビー同様チームワークで無事乗り切ることができました。爽快なまでの達成感を味あわせてくれたすべての実行委員に心から感謝申し上げます。
内藤真貴子(平7法)
関西合同三田会に先立ち、10月11日(金)、11月例会が開催されました。
ゲスト講師は、関西合同三田会でワインをご協賛いただいた「ラブレ・ロワ」様の辻川ゆかり氏(平成元年文学部卒)。三宮旧居留地のジョルオーネにて、ワイン会と銘打ち、まずはブルゴーニュワインについて、その歴史や世界中で飲まれるようになった理由などを学びました。
ワインは、夏の気温や降水量、日照時間といった気候的な要件だけでなく、ブドウ畑がある場所の方角や標高、傾斜などの地理的要件、さらにはブドウが育つ畑の下層にある土壌の性質といった地質的条件までもが、その個性として影響するそうです。中でも最高級のブドウ畑はグラン・クリュと呼ばれ、中世から継承された歴史的な畑として、ワインの品質を保証するしるしとなるとのこと。遙か歴史の彼方、修道士がブドウを栽培し、ワインを醸造していた頃から、ブルゴーニュ公国、フランス王朝時代、さらにはフランス革命を経て、ブルゴーニュのブドウ畑とワイン醸造技術が大切に継承されてきたことがわかります。しかも醸造家がその心血と情熱を注いでブドウと向き合い、自然への感謝を持ちながら育てあげる天からの恵みなのです。その奥深さの一端を知ることができました。
ワイン講座のあとは、「ワインに合うお食事」とともに、ラブレ・ロワが誇るワインのラインナップから、厳選されたワインをいただきました。
乾杯のクレマン・ド・ブルゴーニュのさわやかな香りと繊細な泡の美しさは、まさにこれから始まるお食事と心躍る歓談への期待を高め、魚介類の前菜に合わせたシャルドネとシャブリは、それぞれの個性があってテーブルの皆さんもその好みで会話が盛り上がります。どちらも口当たり良く、美味しいお料理とワインに皆さんの気分も高揚する中、会場は講師である辻川氏へのワインにまつわる質問タイムとなり、いつしかワインに関する熱い語らいの場となっていきました。肉料理に合わせたピノ・ノワールとムーラン・ナ・ヴァンを酌み交わしながら、皆さんのワインに対する深い愛情が吐露される、賑やかで愉しい時間はあっと言う間にすぎました。
そしてなんと例会当日は浅沼先輩のお誕生日。田村先輩のピアノ伴奏で、会場の皆さんで心をこめてハッピーバースデイを歌わせていただきました。浅沼先輩、お誕生日おめでとうございます。是非、これからもお元気で、私たちのお手本でいらしていただきたいと思います。
その後、関西合同三田会の松尾実行委員長からは、当日に向けて神戸慶応倶楽部全体で盛り上げるための「楽しみましょうよ!」の言葉が、私たちのミッションとして共有されました。
最後は、大沢先輩の右肩上がりの乾杯!と恒例の若き血。来る11月10日の大会に向け、心を一つに期待高まる会となりました。
天竹清裕(平15経)
10/2有馬ロイヤルゴルフクラブにて第5回濱根杯が開催されました。
濱根杯は慶早コンペとは違い、神戸慶應倶楽部単独のゴルフコンペでして、復活して5年目になります。
今回は2組と少し参加者が少なかったのですが、先輩方と楽しくラウンドさせていただきました。同伴者とハンデに恵まれて、優勝させていただきましたので、次回幹事としてより多くの会員の方にご参加いただけるよう頑張りたいと思います。
参加者 五代友和・山上高弘・城口 隆・中田ゆかり・山本俊一・和田真一・天竹清裕
黒川早苗(平12経)
6月27日(木)三宮のボナトリーチェにて、株式会社エスアールアイトレーディング代表取締役 今泉良太氏(平成10年 経済学部卒)による「宝石・貴金属の知らない世界」の講演がありました。
神戸市西区の農家から取り寄せたおいしい野菜や、イタリアンを頂きながら、華麗なるダイヤモンドの世界を垣間見ることができました。
ダイヤモンドの仕入れ市場では、取引金額が多額にもかかわらず、ダイヤモンドの包み紙にサインを交わすだけのシンプルな形式であるとか、天然ダイヤモンドVS合成ダイヤモンドの熾烈な戦い?だとか、テレビショッピングのダイヤモンドが安い理由とか、ダイヤモンドの歴史から、現在の裏事情まで、どれも面白くて聞き入ってしまいました。
最後に、今泉先輩が「実物」のダイヤモンドジュエリーの数々をお持ち下さっていて、それに群がる女性陣の熱気は、かなりのものでした。私も、1,575万円のダイヤモンドリングの大きさと輝きは、目に焼き付いています。職業柄、1,575万円なんて、築40年70㎡くらいのマンションの値段にしか見えません。ダイヤモンドの1カラットの値段に比べれば、土地なんて安いものですね。
ちなみに、今泉先輩の会社では、宝石のクリーニングもして下さるそうです。汚れきった結婚指輪を磨いてもらって、結婚生活もリセット・・じゃない、リフレッシュしてみたいものですね!今年結婚10年目なので、スイートテンダイヤモンドを是非とも頂きたいと思いました。
橋本敦子(平1文)
7月27日、令和初のの家族例会サマーパーティが、旧居留地の神戸オリエンタルホテルにて開催されました。初めに木村会長にご挨拶をいただき、浦上さんのご発声による乾杯にて会が始まりました。しばし、食事と会話を楽しんだ後、チプリアン・マリネスク様とその奥様のデュオによるバイオリンリサイタルがありました。
チプリアン・マリネスク氏は、ルーマニア生まれ。ルーマニア国立音楽アカデミーをご卒業後、ヨーロッパと日本で演奏家として活躍されてきた経験をお持ちです。現在は演奏家としてのみならず、若手指導、音楽監督、指揮者など多方面にご活躍とのことでした。ご夫妻の息のぴったりあった演奏と、合間の流暢な日本語でのトークを堪能した後は、恒例のオークションがおこなわれました。
11月10日ポートピアホテルで開催される関西合同三田会in 神戸 松尾実行委員長・橋本副実行委員長のコンビで進行役をさせていただきました。今回、若手参加者が少なかったことが大変残念でした。一方で、しっとり落ち着いたサマーパーティとなり、外の暑さをすっかり忘れるような、旧居留地の雰囲気にふさわしい夜を堪能させていただきました。
最後は城口副会長の締めのご挨拶の後、再び松尾実行委員長にご登場いただき、「若き血」を全員で肩を組んで歌い、閉会となりました。
2019年9月11日水曜日 神戸ゴルフ倶楽部
快晴(非常に暑かったです)
参加者18名(慶応6名/早稲田12名)
【成績】
1位 安井明子(慶S60理工)NET60.20GROSS77
2位 安西正幸(早H5商)NET61.20GROSS66
3位 小林裕武(早S44法)NET61.60GROSS82
【優勝チーム】
早稲田
※両チーム上位4名のNET合計(慶応256.2 早稲田249.2)
プレー後、チャンバーでのすき焼きで懇親を深めました。
神戸慶応倶楽部参加者(敬称略)
城口隆・田中圭・中田ゆかり・安井明子・山本俊一・和田真一
普段ゴルフをしない小池幹事長が懇親会のみ参加されました。慶応の参加者が少なくさびしかったので次回は多くの参加をお待ちしております。
藤井 隆志(平8商)
2019年5月29日 神戸外国倶楽部にて、神戸慶應倶楽部2019年度定時総会が開催されました。
小池幹事長の開会宣言に始まり、木村会長より令和新時代の新しい幕開けについての話ののち、第1~第6議案まで、それぞれつつがなく議案決議が行われました。私個人としましては、改めて幹事の一員に新任することとなり、身が引き締まる思いです。
また、今年度は関西合同三田会in神戸をひかえていることもあり、いつも以上に、木村会長の熱い思いや、参加者の静かなる決意を感じられた総会でした。2011年以来8年ぶりとなる神戸での関西合同三田会の開催!令和新時代最初の関西合同三田会の開催が、ここ神戸となったことは何かの巡り合わせなのでしょう、との木村会長の言葉には、みな、責任の重さを感じるとともに、喜びと楽しみの雰囲気に包まれました。
総会終了後は、懇親会となり、様々な世代交流が図られ、美味しいお酒に料理を楽しみました。あちこちのテーブルで、入り乱れながら、先輩後輩の繋がりの有難さを改めて感じた夜でした。
松沢 尚浩(平16経)
1月11日(金)18時30分より、「西村屋 和味旬彩」にて新年例会が開催されました。34名の参加で、まずは株式会社M&Hパートナーズ 竹岡眞美氏(塾員)から、「ここ一番であなたの魅力を100%引き出す武器としてのスタイリング講座~若手ビジネスパーソン・チョイ〇〇エグゼクティブにとっての必勝スタイリング術を伝授します~」というタイトルで、ご講演をいただきました。講演では、目を見張るような変化を遂げるスタイリング技に皆様釘付けになり、質疑応答も大変盛り上がりました。食事では、河野評議員の乾杯ご発声で例会がスタートしました。お料理は、前菜、かにすき、雑炊、デザートと、とても美味しくいただきました。関西合同三田会のお話しも各テーブルで盛り上がり、松尾副会長に中締めのご挨拶をいただき、恒例の「若き血」を昨年入会の岡君の指揮のもと斉唱し、お開きとなりました。最後になりましたが、本年もお世話になりました西村屋の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。
高木 莉那(平20環)
3月8日(金)春めいてはきたもののまだ少し肌寒い夕暮れ…トアロードを上っていくと、左手に神戸の誇る築100年以上の洋館「東天閣神戸本店」が美しく現れました。今年は56名の塾員の皆さんがお集まりになり開会前から大盛況のところ、小池幹事長の司会のもと、18時30分から松尾副会長の乾杯のご挨拶で3月例会が始まりました。
目にも舌にも美味しい王宮料理の数々を堪能し、途中新入会員の方々よりご挨拶を頂きました。その後も楽しい時間は瞬く間に過ぎ去ってしまい、佐井元会長からお話を頂いたのち、全員で「若き血」の合唱!そして、お店の前で集合写真を撮りお開きとなりました。
最初から最後まで、学年も学部も超えてしまうあたたかい雰囲気に包まれ、慶應の卒業生で良かった!と実感できるしあわせな時間でした。これもひとえに中神先輩の格別のご厚意によるものと心からお礼を申し上げます。来年もまたこの大好きな憧れのお店で皆さまとお会いできますことを楽しみにしています。
鳥巣 慶太(平12理工)
4月23日(火)ミスビットコインこと藤本真衣氏をお迎えし、「ブロックチェーンが創る未来といま世界で進んでいること」についてお話頂きました。ブロックチェーンとは、全てのブロック(台帳)をチェーン(鎖)でつなぐ技術で、全ての台帳すなわち取引を関連付けすることで、改ざんや不正を防ぐ安全性と透明性を担保する仮想通貨に使われている技術です。
現代において、日本ほどお札や硬貨など実際の現金を使用している国は異例であり、世界では電子マネーや仮想通貨などを使用したキャッシュレス化がどんどん進んでいるそうです。例えば、中国では街の屋台まで電子マネーの取引が主流となっているそうです。日本では考えられませんよね。
ここで、仮想通貨とは、現実の通貨と異なり、実体を持たずデジタルデータとしてのみ存在する通貨のことで、円やドルのように国家が発行するものでないことも大きな特徴です。仮想通貨のメリットは、送金スピード、取引手数料、取引時間などで、デメリットは価格の不安定性、ハッキング及び喪失リスク、法の未整備などです。
日本ではまだまだ投機対象の色合いが強い仮想通貨ですが、上記のようにメリットが大きいため、法整備されデメリットが改善できれば、将来一通貨として流通する可能性があるのではと感じました。ちなみに、2019年4月に1ビットコイン=約40万円だったものが、2ヶ月後の2019年6月現在1ビットコイン=約90万円になっていました。あのとき買っておけばと思いました(笑)。ただ、2018年1月に1ビットコイン=約210万円でしたので、あのとき買わなくてよかったと思っています(笑)。
和田 真一(平7商)
5月22日水曜日
第59回慶早ゴルフコンペが開催されました。
例年、慶応側の設営で廣野ゴルフ倶楽部で開催される、春の慶早ゴルフコンペですが、今年は廣野が大規模改修( 今回のコンペには関係ないですが、一年単位でゴルフ場を使用できなくして、コースを改修するなんて、さすがだなあと思いました。)のため、六甲国際ゴルフ倶楽部東コースで行われました。
毎年、女子プロのトーナメントが開催されるタフで美しいコースです。 会場が例年と異なりましても、令和最初の伝統の慶早ゴルフは熱く、楽しく行われました。
慶応、早稲田ともに9名ずつの参加となり、計5組となりました。上位6名ずつのネットスコアでの勝負となりました。
昨年の雪辱を果たし、見事に慶応側の勝利となりました。個人戦もS56年商学部卒の和田朝喜先輩が優勝されました。ラウンドや会食を通して、それぞれの親睦も深まり終始和やかな雰囲気で閉会いたしました。
このような伝統ある行事の幹事を、山本俊一幹事と一緒にさせていただき大変光栄でした。当日参加された皆様おつかれさまでした。今後も慶早ゴルフコンペが脈々と続いていくことを望みます。次回は9月11日、早稲田側の主催で神戸ゴルフ倶楽部でおこなわれます。ご参加よろしくおねがいいたします。
神戸慶應倶楽部会長 木村 健(昭57法)
2019年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。
今年は、天皇陛下が4月30日に退位なさり皇太子さまが翌5月1日に即位され、新元号となり新しい時代が始まります。新時代の幕開けとなる2019年は、政治・経済・スポーツ、他あらゆる分野において枚挙に遑がないほどの行事が催されます。参議院議員選挙・消費税増税・ラグビーワールドカップ開催など、いずれも今年以降の方向性を左右する重要な行事となるでしょう。
また時を同じくして、世界景気に対する警戒感が強まる一方、人工知能(AI)などデジタル技術の普及が加速度的に進み、一段のイノベーション推進を目指す企業が増加しつつ、日常生活に於いても、例えば、キャッシュレス化の推進など、従来の生活様式の転換が求められる新時代への出発点となる年と考えます。デジタル技術の急速な進歩は、世界の隅々に至るまで同時に人々の生活を便利にし、誰でも大量の情報の取得が可能な日常がやってまいります。この進歩は、私達人間にとって本当に幸せな時代の到来となるのでしょうか。AIの発達とともに人の仕事が減少することは否定できません。人がロボットや機器頼りになり、生物として生き残るための本能を自ら退化させている現実を見つめ直さねばならないと考えます。
このような大変革期に、福沢諭吉先生が復活されたら何とおっしゃるでしょうか。
私は「独立自尊」の精神こそが、AI時代に人として生き残るための「人間力」を持ち続ける生き方であると信じて疑いません。あらゆることを自分で考え、自身・他人を尊重しコミュニケーション能力を高め、最後は総合的に自分が責任を持って決断する。この慶應義塾の基本精神を改めて塾員相互で共有していきたいと考えます。
最後に、今年11月10日に当地神戸に於いて、新元号に変わり第1回目の関西合同三田会が開催されます。神戸慶應倶楽部会員の皆様の英知を集結して成功裡に導きたく、皆様のご指導・ご鞭撻・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
中村 利充(平18商)
平成最後の家族例会が12月1日(土)ホテルオークラ神戸にて開催されました。
初めに木村会長の挨拶を頂き、堺前会長の乾杯にて会が始まりました。前半は木村会長のご紹介でチェロ、バイオリン、ピアノの「マーベラストリオ」をゲストに迎え、この時期にぴったりの「戦場のメリークリスマス」や「ジングルベル」、本格的なクラシック、最後は今年引退した安室奈美恵さんの「ヒーロー」と老若男女問わず楽しめる曲で美しい音色を堪能することが出来ました。
後半は恒例のオークションを若手メンバーが進行役となり、来年神戸で開催される関西合同三田会の資金集めのために、例年以上に熱い時間となりました。特に天竹先輩が作成した渾身のルーレットは前回からリニューアルされ、ハード面でもソフト面でも進化を遂げており、ほとんどの参加者の方が矢を放ち一喜一憂して大いに盛り上がりました。最終的なオークション売上は137,000円でした。
最後は来年の関西合同三田会のPRも兼ねて松尾実行委員長の挨拶の後、岡君のリードにて「若き血」を全員で肩を組んで歌い、閉会となりました。今回は卒業1年目の方から大先輩まで幅広い年齢層の塾員が集まり、家族を含め総勢48名の出席者でしたが、新元号となる来年は今年以上の出席で神戸慶應倶楽部が益々盛り上がることを期待したいと思います。