村尾 憲一郎(昭58商)
好天ながら、近畿地方では木枯らし1号が吹いて思いのほか肌寒い11月18日(日)、和歌山城址の目前に位置する真新しいダイワロイネットホテルにて、和歌山三田会実行委員会主催による関西合同三田会が賑々しく開催されました。今回は、慶應義塾創立150年の前年に当たるため、そのプレイベントとしても大事な会合となりました。神戸慶應倶楽部からは、当日登録1名を加えた20名の登録者が欠けることなく全員参加され、会の盛り上げに大いに貢献して頂きましたことをまずご報告いたします。
式典は、海瀬和歌山三田会会長、錢高関西合同三田会会長のご挨拶に始まり、服部連合三田会会長、安西慶應義塾塾長、森慶應義塾常任理事のご祝辞と続きました。
服部会長は、福澤先生の志と足跡を辿る記念事業について触れられ、安西塾長は、アジアに存する大学の中で、150年の歴史を刻むのは、慶應義塾のみであり、まさにアジアの近代化をリードしてきたのは、慶應義塾であると自負したい、また未来への先導者として、独立し、倫理感を備え、人の心が分わかる世界に通用する人材(リーダー)を育むための国際的にもトップクラスのアカデミアとして発展し続けることが、慶應義塾の使命であると力説されました。
さらに塾を支える強力な三田会は、公立・私立を問わず他大学の羨望の的であり、昨今はその組織ノウハウを得ようと、さまざまな記念事業の現場に他大学の関係者が紛れ込むこともあるようだが、一朝一夕には真似できない現実を知って愕然として帰ると囁かれると会場がどっと沸きました。森常任理事 よりは、慶應社中の絶大なご尽力により、150周年記 念募金も順調に推移しているが、現在190億円を少し超えたところであり、目標の250億円に向けて、もう一押しご協力をお願いしたいと。神戸慶應倶楽部会員各位におかれましても、未来を担う後輩たちへの投資として相応しい募金活動の継続を今一度お願いいたします。
式典終了後、懇親会が始まりました。テーブルを埋め尽くした塾員で会場は熱気ムンムンです。ご当地名産の特大クエ(30kg)が登場し、料理人によって大まな板の上で手際よく捌かれ、刺身として振舞われました。工夫を凝らしたビュッフェ料理とともに、瞬く間に完食してしまったのは、言うまでもありません。
アトラクションでは、塾長ならびに各三田会幹事長が登壇し、それぞれ打楽器を持たされて、バックバンドとミニ演奏会、和歌山三田会実行委員会からは、年齢不詳ながら、いかにも芸達者というメンバーが、学ラン・ミニスカを着用して応援団とチアガール(イヤガール?)として登場、その先導によって往時を偲びつつ、会場内は我が年齢も忘れて大合唱の渦。
そして閉めは福引抽選会でさらにヒートアップ、当倶楽部上島顧問と中内副幹事長もすばらしい景品を寄贈され、当倶楽部の参加者にも多数豪華景品が当たって、大満足の1日となりました。 和歌山三田会実行委員会の皆様、本当にお疲れ様でした。
150周年を迎える来年は、大阪慶應倶楽部主催です。
“See you next year in Osaka!”
諌山 一彦(昭53文)
「秋の夜はつるべ落とし」と言われるように、例会が始まる午後6時頃にはすっかりあたりは暮れてしまっていた。
今回の出席者は21名で倶楽部ルームでは入りきらず、1階A会議室での開催となった。今月の例会は、9月の例会に続き講師を迎えての講演だった。
講師は芦屋大学臨床教育学部教授で国際交流センター長の楠本利夫氏。同氏は33年間神戸市に勤め、主に国際畑を歩まれた経歴がある。特に日中国交回復後、神戸市が自治体として初めて中国・天津に事務所を開設した時の初代神戸市天津事務所長であり、当時大変なご苦労があったと聞く。
市役所退職後、三セクの代表取締役を経て、芦屋大学の教授を勤めておられる。
演題は「神戸弁天浜・明治天皇御用邸」
~「大津事件」のもうひとつの舞台~
(1)そもそも神戸に天皇家の御用邸があったのか。御用邸は「那須」や「葉山」などご静養の場所ではなかったか。
(2)果たして明治時代、滋賀の大津で起こった「大津事件」は、日本の司法の独立を保った名裁判だが神戸とどのような関係があったのか。
演題から以上の疑問を持ちながら講演に臨んだ。
「神戸の御用邸」については、教授も明治時代の新聞記事から偶然に見つけたと打ち明ける。その記事から神戸市史などを紐解くが御用邸の存在は確認できたが正確なことが分らなかった。ところが、なんとハーバーランドに古ぼけた御用邸跡石碑を発見。
記念碑の三菱倉庫や神戸新聞の刻字から社史を調べ るうち、正確な「明治天皇御用邸位置図」にたどり 着く。実際、現在のハーバーランドの入り口一体に御用邸があったのだ。ご関心のある方は、是非ハー バーランド‘ダイヤパーキング’横の石碑をご覧あれ。(小職は講演後確認)
「大津事件」との関係でいえば、大津で警備の津田三蔵に切りつけられた‘ニコライ皇太子’が、神戸と大きな接点を持っていると教授はいわれる。同皇太子はシベリア鉄道起工式に出席後、極東訪問の際神戸に上陸し神戸を視察。その後、大津で遭難している。
皇太子は治療のため、ロシア本国から神戸港に停泊中の軍艦に戻るように指示を受けるが明治天皇が即刻前出の「御用邸」に見舞い、ロシア軍艦を見送ったという。教授は大津事件を裁いた大審院院長児島惟謙が「司法権の独立」主張の裏に、薩長勢力への反発があると説く。
講演後、多くの質問が出て熱っぽく語られた教授の講演が余韻を残した。
折りしも10月21日、神戸商工会議所が「神戸学検定」を始めて実施したところであり、神戸の歴史を学ぶにはアップトゥーデートな講演であった。
9月20日(木)神港ビル1階にあるA会議室にて開催されました。出席者は20名。おなじみ淡路屋さんのお弁当から和やかに始まり、会務報告、新入会員、山中 勧さん(昭63法)小林弘一さん(昭40)の紹介、その後に本日のメインの阪本豊起副会長の講演がありました。テーマは「裁判員制度」・・・本来ならば出席者のレポートですが、今回は素人には無理なので、弁護士の阪本先生に分かりやすく解説をお願いしました。
阪本 豊起
『要旨』
裁判員制度がいよいよ始まります。
近・現代の文明国と言われている国で、革命があったわけでもないのに、裁判制度ががらりと変わることは歴史上例がなく、むしろ外国人が驚いているそうである。
裁判所や検察庁が準備に慌てている様子をみると、予定されている平成21年5月からまず一度は国民が刑事裁判に参加する「裁判員制度」が実施されることは間違いないと思われる。
兵庫県の場合、一定の刑事裁判(対象になる事件は116件と試算)について、神戸本庁(1法廷)と姫路支部(1法廷)で実施されるが、この為に必要な裁判員の候補者(5800人から11600人と試算)は各市町村の衆議院の選挙人名簿から無作為に選ばれる。そして具体的に対象事件の裁判が始まると、上記の候補者の中から裁判員候補者を呼び出して(試算では1事件あたり50人から100人)、呼び出された候補者から欠格事由・就職禁止事由・辞退事由のチェックを潜り抜けた者(試算では40人から90人)から抽選で裁判員6名と予備2名程度が選ばれ、裁判官3人と計9人で対象事件の裁判に臨み、
(1)事実の認定、
(2)法令の適用、
(3)量刑について
判断をすることになる。裁判は平均3.3回かかるという予測が正しければ、毎日連続で行われると裁判員の拘束は4日間ということになる。日当は1万円以内、宿泊費は8700円以内だそうだ。
有罪か無罪かという事実認定は、惰性に流されやすい裁判官よりマシとされるが、法令の適用は専門的であり、また量刑は刑事政策的な配慮も必要であるから、裁判官が自分の意見を押しつけることなく適格にアドバイス(説示)することが求められる。
のような裁判員制度が始まれば、まず法曹専門家の意識が大きく変わるだろう。従来のような調書に頼れなくなるので捜査段階から変わらざるを得ない。裁判(司法)が身近で分かり易いものとなり審理のスピードも図られる。しかし、裁判で被告人の心情、犯罪の動機、社会的背景に迫ることは期待できないかもしれない。量刑において他の同種事件とのバランスも崩れていくかもしれない。
福野 和博(昭49経)
7月例会は7月21日(土)に恒例の「サマーパーティ」として、昨年の「北野クラブSOLA」に引続き、開業50年を迎えリニューアルオープンした「北野クラブ」で開催されました。
梅雨空で蒸暑さは感じられましたが、幸い雨には降られず、開宴時間前には多くの参加者がテラスでウェルカムドリンクを楽しむことができました。
午後7時になり、今度はクラブホールに場所を移し、村尾幹事長の司会により開宴となりました。 先ず広瀬会長のご挨拶があり、その中では7月17日(火)に参加された大阪慶應倶楽部創立77周年記念パーティにおける塾の創立150周年記念事業に関してのお話の紹介がありました。特に募金については目標250億円に対して既に179億円が集まり、来年11月の記念式典には目標を達成すべく更なる協力の依頼がなされたとのお話でした。
次に例会初参加の早川会員並びに今春政治学科卒業の櫻井会員の自己紹介のあと、佐井副会長の「チンチン!」のご発声により乾杯となりました。
料理はフレンチ・イタリアンといったところで、各テーブルに分れて会話を弾ませながら数々の繊細 な味を堪能しました。またワインも独自の味わい深いものでしたので、リポーターもついついお代わりをしてしまいました。
さて十分に食事を楽しんだところで、いよいよ浦上会員ご夫妻司会による名物のオークションが始まりました。
最初に浦上会員ご自身の著書であり、“独立自尊”と署名入りの「勇気が生まれる 心のわすれもの」5冊が出品されすぐに落札されました。
その後も流れるような進行のもとに五代前会長作 の風景画、お酒類、ゴルフボール、プロ野球観戦チケット、ポートピアホテル宿泊券、バカラ、エルメス品など多くの品々が次々と落札された結果、落札総額は256,100円となり倶楽部運営上の貴重な一部財源となりました。
最後に、阪本副会長の閉会の挨拶のあと、約50名の参加者全員の松尾幹事リードでの「若き血」の大合唱のうちに、今年のサマーパーティも無事散会となりました。
(当日の写真を倶楽部ルームに掲示しています。プリントご希望の方はお申し出ください。)
~~ 文ちゃんのなごみコーナー ~~
『しゃぼん玉』「心のわすれもの」より
・・・・・
石けんを削り、コップに溶かし、吹いてみました。
ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり、ふわり。
大きい大きい玉が、ふわり、空に離れていきました。
どこまでもどこまでも、
青い青い大きな神戸の空です。
KEY(匿名希望)
6月の例会は21日、大変神戸らしい場所トアロードの一番北にある“神戸外国倶楽部”で行われた。神戸外国倶楽部は138年の歴史がある神戸に住む外国人の為の社交クラブで、今の場所は、元の“トア・ホテル”があった場所だそうだ。(建物は当時のものではないが・・・)
佐井副会長がこちらのメンバーなので、例会をぜひここでとアレンジして下さったとのことだ。
梅雨も一休みの晴れてさわやかな夕方、窓の向こうの景色を楽しみながら、小ぶりの人数での会が始まった。村尾幹事長による司会も、広瀬会長の挨拶もマイクがないので生声?だったが、よりいっそうの親しみが感じられて良かったと言うもの。
会務報告ではまず、浅沼会員が新入会員の塩谷さんを紹介された。塩谷さんは、5月に大阪から神戸に転居されたのを機に、神戸慶應倶楽部への入会を決められたそうだ。おめでたいことに、この日が誕生日で70歳の古希を迎えられたとのこと。
以前は仕事中心の生活だったけれど、これからはご自分の為の時間を過ごしたいという思いを語られていた。(ちなみに 同期の浅沼さんは「古希は未だです」とか。)
その他、来月のサマー・パーティ(7/21)のPR、会員増強のリクエスト、総会にはいらしていなかった山上副幹事長の紹介等がなされた。
そしていよいよ、阪本副会長の音頭により乾杯!の後、ビュッフェスタイルでおいしいお料理を戴いたり、おしゃべりをしたりと和やかな時間が流れた。
そんな中、五代顧問によるイーゼル会グループ展のお知らせが。(編集部注:詳細あり) 好きな趣味であっても、目標をもって続けていくのは、努力も要れば苦労もあるもの。
イーゼル会の皆さんが第2回のグループ展を開催できるとは素晴らしいことだ。 私も趣味のバイオリンで、難しい曲に挑戦しては苦難の道を歩んでいるが、イーゼル会の皆さんの日頃の成果を篤と拝見し、大いに刺激を受けたいと今から楽しみにしている。皆さんもぜひお出かけ下さい!
(例会スナップを倶楽部ルームに掲示しています。)
当日のメニューには、レインボーロール・明石蛸と帆立貝のマリネ・牛肩ロース肉のガーリックロースト・仔牛のソテー・地鶏とつくねの幽霊焼き・スズキのムニエル等々豪華料理が盛沢山だったことを追記させていただきます。(編集部)
2007年度総会が5月29日(火)御影「ザ・ガーデン・オリエンタル蘇州園」にて開催されました。提出された議案は、すべて原案どおり承認されました。詳細は後日お知らせします。
総会に引き続いての懇親会は、村尾新幹事長の司会で進められ、徳丸幹事長退任の挨拶、花束贈呈、阪本副会長の乾杯と、いつもながらの和気藹々のうちに和やかに進められました。最後に福井副会長の閉会の辞で、今後の倶楽部の目標の一つでもある親睦をより強固に無事新年度がスタートしました。
広瀬 努(昭45商)
会長をさせていただいてから1年、役員の方々にお世話になり、また会員の皆様のご協力で無事終えることできました。本当にありがとうございました。厚くお礼申し上げます。特に徳丸幹事長は五代前会長の時から任期を延長して、忙しい中、重要な任務を継続して運営していただき3年間にわたってお世話いただいたことに感謝いたします。
さて1年後に慶應義塾が150周年を迎える2007年度は、村尾幹事長を中心に新体制で2年後に80周年を迎える神戸慶應倶楽部をより慶應らしい伝統ある倶楽部をめざしてがんばりたいと思います。
総会で規約の改正などをご承認いただきましたが全国でも数少ない倶楽部ルームの利用規定の改正を行い大切に維持していきたいと思います。よりよい倶楽部にしていくための改正とご理解いただき、引き続いてご協力お願いいたします。新会員のご紹介や、同好会の新設や新しい企画、BRBへの寄稿など積極的にご協力をいただき、よりいっそう皆様にとって楽しい素晴らしい倶楽部にしていきたいと思います。
また慶應義塾の150周年記念の寄付につきましてはご協力いただいた会員にはお礼申し上げます。若干目標に届いていませんので引き続きよろしくお願いします。
村尾 憲一郎(昭58商)
本総会にて、徳丸前幹事長よりタスキを受け、新幹事長を拝命しました村尾憲一郎です。
幹事長とは倶楽部運営に関する執行責任者を意味しますが、私に課されたテーマは、ただ一つ神戸慶應倶楽部の行財政構造改革実行の旗振りです。私がイメージしている神戸慶應倶楽部は、単なる同窓会ではなく、「陸の王者」の名に恥じぬ慶應ガールズ&ボーイズが、世代を超えて楽しく、スマートな上に、規律と目的も持ち合わせて集う、外見も中味もカッコいい倶楽部です。したがいまして、ITなど時代の潮流も柔軟に取り入れつつ、培われてきた倶楽部の「のれん」を維持していくためには、どうするべきかを常に念頭において言動していく所存です。もちろん、本総会で承認頂いた倶楽部新規約に魂を吹き込むためには、幹事長の一人芝居で事足りるはずもなく、会員お一人お一人が、スタンドのゲストではなく、フィールドのプレーヤーとして、どのような活動・貢献を頂けるのか否かの結果に委ねられています。
幸い広瀬会長をはじめ、倶楽部運営に経験豊富な副会長、会計監査、評議員・幹事の皆様より、厳しくも温かいご指導とご協力を頂戴できますので、旗振り役としては、大変心強い限りです。会員におかれましては、至らぬ点や無理を申し上げる場合もあるかもしれませんが、社中の心でご寛容頂き、任期満了まで、ご支援をよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、徳丸前幹事長3年間、本当にお疲れ様でした。
5月20日に慶友三田会創立40周年が大阪の太閤園で開催され、神戸慶應倶楽部からは関西合同三田会へ平成15年に加盟される際に尽力された上島顧問と2名で出席させていただきました。
安西塾長、服部慶應連合会会長、全国通信三田会山岡会長、慶應義塾森常任理事はじめ関西の三田会の代表が出席されて盛大な会でした。
通信での卒業総数は12000人を超える人数で大阪の慶友三田会も300名を超えています。今年の通信の入学式では安西塾長が海外出張のなかケンブリッジから夜中に日本の時刻に同時で講演されたという力の入れ方で、慶應義塾の通信教育者に対する思いが理解できました。通信は卒業するのが大変で3%ぐらいというお話でしたがいろいろな方が多くいらっしゃることを感じる会でした。
記念誌をいただきましたので倶楽部においておきますので一読してください。
田嶋 紀雄(昭38工)
4月19日倶楽部ルームにて開催された。
今回は、姫路中央病院副院長兼PET画像センター長の東靖人先生による「PET画像分析によるがん等の早期発見」の講義があり、30名を越す大勢が集まり部屋が満杯であった。
6時半、徳丸幹事長の司会でスタート。垣屋さんによる講師の紹介の後早速講義開始。
講義の内容は、PET(Positron Emission Tomography)の原理的な説明。全身PETとCTや血液検査などを含めた検査でがん発見率は約2%で従来型の0.1%程度に比べると発見率が高いこと。腎臓や、膀胱などブドウ糖の摂取の多い場所の癌発見は出来ないが、脳腫瘍、肺がん、乳がん、子宮がん、膵がん、胃がん、大腸がんなど、CTとの組み合わせで早期発見につなげたり、治療方針を立てたり、転移の場合の原発の発見や、治療の効果などがすぐに見ることが出来るなど効果が大きいことなど症例を示しながらわかりやすく説明された。
PETはまだ新しい技術で専門家と言える医師も少なく、診断の難しさがあるので姫路中央病院では神戸大学と連携してダブルチェックで慎重に進めている。また、胃がんは内視鏡技術が進んでいるのでそちらが良いとか、PETでは重複がんの検出などが出来るので手術の前の受検の勧めや、肺、食道、咽頭がんなどの重複がんの80%がタバコ喫煙の原因によるものだから禁煙を勧めるなど参加者の関心にも触れ、「タバコをやめてPET検査を」で講義を終わられた。
質問も多く、そろそろ検査の時期かな?との感の人もおり、有意義な時間を過ごせた。
広瀬会長の倶楽部の近況報告と「やっぱり健康でなきゃ」の締め、浦上氏神戸市議選当選のお祝いがあり、淡路屋特製三段重お弁当、ビール、懇談といつもの雰囲気に戻り、最後に新入会員と司法修習生で神戸在住の新人紹介があって終了した。
4月3日(火) 廣野ゴルフ倶楽部にて開催。
神戸早稲田倶楽部より10名の参加を頂き、当倶楽部からは16名が参加し、絶好のコンディションのなか、プレーと懇親会で大いに盛り上がりました。
対抗競技は各倶楽部の上位7名によるネット合計で競われ、結果は神戸慶應倶楽部が40ストロークの大差をつけ勝利致しました。
個人戦では優勝:城口隆さん(慶應)、2位:渡辺義博さん(慶應)、3位山田重生さん(早稲田)という結果でした。(記事:森本)
参加者は以下の通りです。(順不同敬称略)
広瀬 努・森 隆・長岡多摩子・田嶋紀雄・芳川玲子・龍田省吾・鍛治川清司・鍛治川玲子・多木良晴・山上高弘・城口 隆・大宮有史・喜多村晴雄・廣川まもり・渡辺義博・森本泰暢
善塔 勝一郎(昭41法)
3月14日(水)夕刻より神戸トアロード「東天閣」にて例会が開催されました。
私が行っただけでもこのところ数年3月例会はここ東天閣で行われており、オーナー中神先輩のご好意は並々ならぬものがあります。
神戸慶應倶楽部はいつ行っても腹の底からゲラゲラ談笑できてとても楽しみですが、中でもこの3月例会は加えて北京王宮料理が素晴らしい。つまりものすごく美味しいのです。従業員の方々も礼儀正しく、かつ暖かい。
会は広瀬会長の挨拶、青戸先輩の乾杯のあと、にぎやかに始まりました。伊勢海老を中心とする前菜盛り合わせ、ふかひれスープ、骨付き肉等が次々と出てきてその間に老酒が入り、口腹これ併せて満つることとなりました。
宴たけなわとなると参加40人ほどの怒号、悲鳴じゃなかった、哄笑、ほほえみ、大音声、普通の会話こもごも・・・いつものとおりの盛況です。また久しぶりに出席された方の近況報告等もありました。
終わりに近づくとポテトの出番です。初めて気づきましたが ポテトがひとつひとつ飴にくるまって独立しています。隣に座っておられた中神先輩によれば炒めたり蒸したりして互いにくっついたりしないよう、当然ながら職人技があるのだそうです。ポテトの甘さをはじめとして東天閣の料理はすべて色彩豊かで上品だと改めて感心しました。
時は流れお開きとなりました。いつものように「若き血」を合唱します。このときいつものように慶應義塾の良さ、つまり暖かさを感じます。
また来月の再会を約し、あるいは願いつつ夜風に吹かれて帰りました。
神戸慶應倶楽部会長 広瀬 努
標記の会が2月9日スイスホテル南海大阪で行われました。
慶應義塾から森常任理事、大下塾員センター部長が来賓でこられ、1月の福澤先生誕生記念祝賀会で安西塾長がお話をされて反響の大きかった大阪慶應義塾の状況、そして共立薬科大学との統合、募金状況、150周年の記念工事の進行状況、入試の受験者の増加などの報告があり、銭高会長のご挨拶のあと関西合同三田会の2006年度の泉州での決算報告のあと和歌山の海瀬会長から2007年度の開催予定、慶友会の永田会長から40周年記念式典の案内もあり、出席要請がありました。
芦屋の中橋会長、宝塚の野田会長、婦人三田会の大原会長、姫路の後藤幹事長など新役員のご紹介とあいさつがあり、40名ほどでしたが親しく交流できる楽しい会でした。
城口 隆(昭56経)
皆さんご無沙汰しております。
岡山が実家なのに神戸に家族が住み、仕事は岡山という逆単身の城口です。
一作年から、子供の大学・中学のW受験のせいで神戸の家に居場所が無く、岡山で一人暮らしをすることが多くなっていて神戸慶應倶楽部にも参加できずにいましたが、今回幹事の松尾さんから一度ならず二度までお誘いを頂き、久々に例会に参加出来ました。
松尾さんの熱心な勧誘のお陰だろうと思いますが、不動産三田会からの参加者も加えて総勢60名の参加人数で、和田興産(株)WADAホールにて2月例会が開催されました。サブタイトルに、「にごり酒を楽しむ会」と銘打ち、辰馬本家酒造、ヤヱガキ酒造、万代大澤醸造さんの協賛を得て、原則として酒類持ち込み禁止のWADAホールに、和田社長のご厚意に甘え一升瓶を持ち込んでの例会でした。
広瀬会長の大阪慶應義塾の話題や150周年の寄付のお願いのご挨拶と、参加者最年長の黄先輩の乾杯の発声で開会しました。 料理はポートピアホテルから特別に持ち込まれたものでしたが、酒の肴には少々上品なしつらえであったため、あっという間に料理が無くなり、近くの中華料理店から出前を急遽頼んだのはご愛敬だったと思います。
昨年に酒蔵を再開された万代大澤醸造の大澤社長には、社長自ら当日に詰めた本当の「しぼりたて」を持ち込んで頂きました。搾り立てのお酒は、まだ発酵途中で一升瓶の栓には空気抜きの穴が空いているという正に今の時期にしかないプレミアムなお酒だそうです。呑んでみると思った以上にアルコールがきついと感じましたが、非常に美味しいと感じました。
途中石崎さん司会のビンゴゲームで更なる盛り上がりがあり、阪本副会長の締めの挨拶の後、応援指導部のユニフォームに着替えた松尾幹事が自 らエールを切って若き血を合唱し閉会となりました。ただ、いつもならこれで解散ですが、料理皿やグラスの片付けを広瀬会長、五代前会長も率先して行われ、多少はお酒の匂いが残ったかもしれませんが、WADAホールを綺麗にしてお返しできたのではないかと思います。
神戸慶應倶楽部会長 広瀬 努
標記の会が2月9日スイスホテル南海大阪で行われました。
慶應義塾から森常任理事、大下塾員センター部長が来賓でこられ、1月の福澤先生誕生記念祝賀会で安西塾長がお話をされて反響の大きかった大阪慶應義塾の状況、そして共立薬科大学との統合、募金状況、150周年の記念工事の進行状況、入試の受験者の増加などの報告があり、銭高会長のご挨拶のあと関西合同三田会の2006年度の泉州での決算報告のあと和歌山の海瀬会長から2007年度の開催予定、慶友会の永田会長から40周年記念式典の案内もあり、出席要請がありました。
芦屋の中橋会長、宝塚の野田会長、婦人三田会の大原会長、姫路の後藤幹事長など新役員のご紹介とあいさつがあり、40名ほどでしたが親しく交流できる楽しい会でした。
玉田 和子(昭46文)
1月12日、西村屋三宮店において、合同例会が開催されました。参加者は総勢70余名。
神戸慶應倶楽部広瀬会長の「よく学び、よく遊ぶことが大切。兵庫県も尼崎に168億円もの補助金を出し、松下電工を誘致した。トップが動いて企業誘致、まちづくりが進む時代。我々も良く勉強し交流を深めよう。」という挨拶に始まりました。 続いて内山さんより、本日の講演者である加藤恵正教授の紹介です。内山さんが登場されると、私たちはついつい「楽しいこと」を期待してしまいます。開口一番、アメリカのブッシュ大統領からの祝電(?)を披露されて一同大爆笑。そして、加藤先生は、51年卒の経済学博士で都市政策の権威。現在兵庫県立大学経済学部教授にして経済研究所所長。毎夏イギリスの大学で教鞭を取られ、英国都市政策研究の大家でもある。学外においては、日本計画行政学会常務理事ほか各会の重責を担われ、国土交通省・経済産業省・兵庫県・神戸市の顧問的存在で兵庫県名誉市民でもあることがユーモアたっぷりに披露されました。
その後、いよいよ加藤先生の講演です。演題は、『都市政策の経済学 人工減少時代のまちづくりをどう進めるか』。大変興味深い内容を、詳しい図表を添えたり、大阪湾ベイエリアの課題などを事例にして、わかりやすくお話しくださいました。その中でも、「全国で出生率第1位は福井県で、地域の中に神社がある所、安全・安心な地域は出生率が高い」とか、「世界中で『幸せとは何か』という人間の満足度の研究が行われていて、(1)は健康であること、(2)は仕事があること(それはお金のためというより社会とコミットしていること)、(3)は地域とコミットしていることだ」などという余談は面白く印象に残りました。
最後に関西不動産三田会芦原代表世話人より謝辞があり、第1部は終了しました 。
懇親会は松尾さんの司会で始まりました。関西不動産三田会元会長和田さんの、「元旦の日経新聞の1面に、一人当たりの総資産は、日本が18万ドル(約2100万円)、アメリカが14万ドル、イギリスが13万ドルと出ていた。これから益々格差が生じるが負けずに頑張ろう。」という音頭で乾杯。 お腹がぺこぺこの私たちは、心づくしの美味しいカニ料理に舌鼓を打ちつつ、楽しい時間を過ごしました。恒例の『若き血』を歌ってお開きになったのは、午後10時半。温かいお心遣いを頂いた西村さん並びに西村屋従業員の皆さん、本当に夜遅くまでお世話になりました 。
新年恒例の初顔合わせが、1月5日に開催されました。27名の会員が夕刻まで、和やかにお酒を酌み交わしながらの話題てんこ盛りの会でした。
ゲストの宝塚慶應倶楽部元会長の三村亮平氏が今なお健在のマジックをご披露される等、お正月らしい華やかな楽しい年明けとなりました。
堺 充廣(昭53法)
冷たい雨に打たれて~♪と、青春の1シーンが蘇えるような天候の12月9日、ポートピアホテルで恒例のクリスマスパーティーが開催され、家族4人で参加しました。例年、凝った趣向とオークションがパーティーを盛り上げるため、子供たちも楽しみにしています。「今年も行くんでしょ?」とかなり早い時点から聞かれていましたが、その子供たちの期待に反しない楽しい1日になりました。
クリスマスパーティーは初開催の広瀬会長が、少々緊張気味に,昨今の経済事情や塾の現状などを含め、格調高く挨拶をされた後、阪本副会長の発声で乾杯をし、パーティーが始まりました。まずは、中内会員に配慮していただいたポートピアホテルの美酒、美食に舌を転がせ歓談。会場のあちこちで、賑やかな声が響いています。
お腹も膨らんだ頃に始まったステージは、吉岡美恵子さんのフルートと平山朋子さんのピアノ演奏。「愛の喜び」から始まり、時節柄「クリスマスキャロル」などを織り交ぜ,楽しませてくれました。最後に演奏された「ヴェニスの謝肉祭」では,2種類の音が混じって2人で演奏しているかと錯覚するような演奏で、演奏技術の高さに感服(素人の勘違いかな~)。華麗な演奏に全員が静粛に演奏に聴き入っていました。吉岡さんは、「騒がしくて聞いてもらえない会もある中、しっかりと聴いていただきありがとうございます。」とおっしゃっておられました。さすが神戸慶應倶楽部、品がいいと改めて認識しました。準備していただいた諌山会員に感謝。
最後に、恒例の浦上会員ご夫妻によるオークション。これが楽しみとはりきる子供たちと、昨年大盤振る舞いをしてしまった父親の凌ぎ合いは大変でした。どうしてもと気合が入った息子は広瀬会長ご提供のiPodをゲットし大満足。その息子の活躍で田崎会員ご提供の真珠のペンダントをゲットした私は、妻へのクリスマスプレゼントを調達できて一安心でした。広瀬会長、田崎会員ありがとうございました。浦上会員ご夫妻、お疲れ様でした。また来年(夏かな?)の登場を楽しみにしています。
最後は、全員で若き血を熱唱し、角田会員のリードでエールを交換してお開きとなりました。クリスマスの主役のサンタさんがいなかったことがいささか残念で、来年は誰かがサンタ姿で登場してくれることを期待しています。
最後に、準備された幹事一同、そして、いつも会場を提供してくれている中内会員、本当にご苦労様でした。
感謝します。
(写真提供:宮川侑子会員)
当日の参加者はご家族も含めて73名。オークションの売上は、227,500円でした。皆さんのご協力に感謝します。
(担当幹事:村尾憲一郎)