囲碁

2003年

世話人:鈴木 滋

2003年6月号掲載

“囲碁を楽しみましょう”

浅沼清之(昭36経済)

昨年の夏に、神戸慶應倶楽部に入会すると同時に、囲碁同好会に仲間入りをさせて頂きました。 
従来は年配者が中心だと思われていた囲碁が、最近は小中学生を含め、若い人達や女性の間でも急速に広まり、愛好者が急増しているようです。

何となく難しそうで、とっつき難いと思われがちな囲碁が、スポーツと同じように誰にでも親しみやすい、明るいイメージへと変化し、家庭や学校にも入り込んできているように思われます。
昨秋、慶應中等部の文化祭に出かける機会がありましたが、会場の教室を覗きますと、クラブ活動の一環として、中学生が囲碁の対戦をしており、周囲で部員や文化祭を訪れた子供達が熱心に観戦している光景を見かけました。学校のクラブ活動でも囲碁の人気が高いことを実感いたしました。

囲碁の持つ優れた競技性と豊かな文化性によって、海外の囲碁熱も高まり、国際的な囲碁交流の道も開かれたのだと思います。
「碁は調和にあり」と呉清源プロが言われましたが、バランス感覚や戦略性の面でも、碁はたいへん奥行きの深い面白いゲームだと思います。

囲碁が上達するためには、「好き」、「やる気」、「根気」が大切だといわれますが、これはどんな稽古事にも共通した条件だと思われます。碁が「好き」であるという一つ目の条件は自分にも当てはまりそうですが、「やる気」、「根気」と言われますと、私の場合は程々に楽しんでしまう傾向があって、これが自分の限界かなといつも反省しています。
まああまり堅苦しく考えないで、同好会で囲碁を楽しみませんか。

例会日:第1金曜日 倶楽部ルーム
世話人:鈴木 滋